• コラム

防災の日に考えよう。避難生活のプライバシーとニオイケア

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2018年も日本の各地で災害が発生しています。
被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

9月1日は防災の日。
災害の後、家屋が無事であったり、何とか親戚・知人の家に生活できればよいのですが、避難所での避難生活はかなり過酷なようです。
平均的な一人当たりのスペースはひとり1畳程度(80㎝×200㎝程度)ということが多いようです。
プライバシーもほとんどなく、被災者はかなりの我慢を強いられることになります。
そんな我慢の中、軽んじられるのがニオイの問題です。

食べなくてもトイレは必要

避難してしばらくは、なかなか物資もなく水や食料も最低限度。しかし、たとえ飲食をほとんどしていなくても排泄を止めることはできません。
水道が止まっていることが多く、トイレの水洗は期待できません。避難生活がどれだけ続くかわからない中、地面に穴を掘って排泄するのは感染症が蔓延する恐れがあり、またどうしようもないニオイの問題が発生します。レジ袋などビニール袋を2重にしてその中に水分を吸収するような古新聞などを敷いて用を足します。
また、トイレがストレスになりトイレを我慢して水分摂取を減らす行為は、からだの脱水症状を引き起こし、免疫力が低下します。また、肺塞栓症(エコノミークラス症候群)をはじめとした命を脅かすような原因ともなりえます。
水分は積極的に取るようにしましょう。

避難所生活とニオイケア

避難所の一人当たりのスペースはだいたい1畳位です。最低限の寝るスペースに荷物が少し置ける程度。
座った時に視線が妨げられる程度の囲いがあれば良いほうです。
横になって体を休めたい時、目をつぶっていてももれてくる明かりは、アイマスクやタオルなどで目を覆うことで対処できます。人いきれやいびき、そのほかの騒音も耳栓を持っていればある程度緩和することが出来るでしょう。しかし、鼻をふさぐことはなかなかできないでしょう。他人のニオイはもちろんのこと、入浴もままならない避難生活では自分の体臭も気になることも多いでしょう。

シャワーや入浴が無理でも、ウェットティッシュや湿らせたタオルなどで顔や体をふくことで清潔にすることはできます。
特にニオイが出るのは、首回りや耳の裏、わきの下、足、陰部です。特に足は指の股が蒸れやすく臭いも出ますが水虫にもなりやすいです。

また水が足りないことから、洗濯も難しいので来ている衣類や寝具も同様に臭います。
自分の枕のニオイは気にならなくても人の枕のニオイは家族といえども気になるもの。
除菌もできる消臭スプレーなどもあり大変便利ですが、香りの強いものもあり自分は良くても他の人のニオイのストレス原因になりかねません。

キャッチシューPROは天然の鉱物を原料にした嫌なニオイを取り除く脱臭剤。炭と違い可燃物でもありません。
枕元に置くことで、少しでもストレスを減らす一因となってくれるでしょう。