- コラム
こんにちは。ニオイナシというオモテナシ。
伊藤でSHU。
11月3日は文化の日、祝日です。
「今日は何の日」を見ますと、ほかにもいろんな記念日に指定されていることがわかります。
ゴジラの日、でもあるそうですよ。映画と違い、あまり話題にならなかったようですが。
また、アロマの日でもあります。
ただ、今日はアロマの日でもあるそうです。社団法人日本アロマ環境協会が、欧州生まれのアロマテラピーという「香りの文化」を日本の文化として定着させようと、2002年の文化の日から11月3日を「アロマの日」として制定したということです。
今週は、香りを表す外国語の「アロマ」、「フレグランス」、「フレーバー」、「パフューム」といったことについて概略をお話しします。
アロマテラピーって何だろう
アロマテラピーとは、アロマ(芳香)とテラピー(療法)が組み合わさってできた言葉です。
では、アロマテラピーと聞くと、何をイメージされるでしょうか。
雑貨店でみる、オイルディフューザやお香、アロマオイル(エッセンシャルオイル)などをイメージされるでしょうか。
それとも、エステ、マッサージなどの美容関係のお店を想像されたでしょうか。
これらのアロマテラピーは、ホリスティックアロマテラピーと呼ばれる香りで体と心を癒すことを目的としたアロマテラピーで、日本で主流のアロマテラピーになります。
これはイギリスで育ったアロマテラピーの種類になります。
ホリスティックセラピーに対して、メディカルアロマテラピーというものがあります。
メディカルアロマテラピーは、フランス、ドイツ、ベルギーで主流のアロマテラピーで、精油(エッセンシャルオイル)の薬効で病気を治す目的の医療行為(医師の指示で行う)になります。
最近日本では、メディカルアロマテラピーを「アロマセラピー」と呼び変えて普及しつつあるアロマテラピーになります。
アロマとは。精油(エッセンシャルオイル)と香料
アロマとは芳香、つまり「良い匂い・良い香り」のことです。
良い香りは、香料によって得ることができます。
アロマテラピーに使う精油(エッセンシャルオイル)は、香料の一部になります。
動植物から抽出したものが精油となります。天候や季節などによりばらつきが生じたり、現在では得ることが非常に難しいもの(じゃこう、ムスク)もあるため、人工の合成香料が多く使われています。
さて、香料はアロマテラピーだけに使われているわけではありません。
食品や飲料につけるものや、オーデコロンや芳香剤、柔軟剤などの香りづけに使われるものがあります。
食品、飲料につかわれる香りを「フレーバー」といいます。
そして、食品以外のものに使われるものを「フレグランス」といいます。
香料は、花や果実などから抽出されるものから、ビーフ、チキンなどから抽出されるものまでさまざま。さらに化学的にわかって合成される合成香料など含めるとたくさんの香料があり、これらの中からブレンドして一つの商品が作られます。これを「調香」といいます。
調香する人を調香師といいますが、フレーバーを調香する人を「フレーバリスト」、フレグランスを調香する人を「パフューマ―」といいます。
一般に調香師というと、パフューマ―をイメージしがちですが、アイスクリームやペットボトル飲料の薫りをつくるフレーバリストも立派な調香師です。
キャッチシューPROは無臭・無香。嗅覚が少し劣る私でも開発に携わらせていただいております。
暮らしのニオイに引き算を。
また会いましょう、ありがとうございました。