- コラム
こんにちは。ニオイナシというオモテナシ。
伊藤でSHU。
暦の上では立秋を過ぎて「残暑」ということになりましたが、例年でかんがえますと、まだまだ一か月以上は暑い日が続くのでしょう。
さて、みなさんも靴の中で足が蒸れ蒸れ・・・という経験があるのではないでしょうか?
当然、脱いだ後の靴は、ムレムレで何とも言えない臭いが・・・
キャッチシューPROは、ポリプロピレン製のケースに入っているため、げた箱に設置するのはともかく靴には向いていないんじゃないかと思われますが、実は詰替え用はケースに入っていないので!靴の中にも入れられるんです。
ということで今週は、足の汗とその臭いについてお話しします。
夏の地面はどのくらい暑いのか
外にいると、太陽からの熱や、暖められて湿った空気、地面からの照り返しなどでとにかく暑い日が続きます。
歩いているときにはそれほど感じなくても、信号などで立ち止まると途端に足の裏全体にお灸をすえられているかのような熱を感じませんか?
じりじりと太陽に照らされたアスファルトの温度は50度を軽く超えて60度くらいまで上がるそうです。
当然足の裏も汗をかきますよね。
足の裏は汗腺がいっぱい
足はくさいもの、というイメージがありますよね(特に父親の足は)。
くさいというと、アポクリン腺から出る汗のイメージがありますが、実は足にはアポクリン腺がないのだそうです。
しかし、エクリン腺という水分がでる臭いのない汗腺は非常に多いのです。
足の汗腺の数は背中や胸の5~10倍もあります。一日にコップ1杯分の汗をかくといいます。
足の裏は、体の中で一番皮が厚い=角質層が多い場所です。
足の裏は、ぺたぺたぬるぬる、脂っぽいイメージがあるので皮脂が大量に出ているのではないかと思うかもしれませんが、実は足の裏にはアポクリン腺も皮脂腺もないのです。
足の裏がヌルヌルするわけ
足の裏は、てのひらに比べて何倍も角質層が厚いです。
そのため、(垢となって)剥がれていく角質も多くなります。その角質が汗(水分)を吸ってヌルヌルになるのですね。
ちなみに動物はどう対処しているのか?
サバンナやジャングルにいる裸足の動物たちがどうやって熱い地面から身を(足を)守っているかというと、ひづめやクッション性の厚い足の裏で熱を防いでいるようです。
ちなみに汗をかくのは哺乳類の一部だけなのだそうです。
馬や牛は、全身に汗腺があって体温を調整しています。
猫は、肉球の間に汗腺があり、足の裏に汗をかきます。
犬は、汗腺がほとんどないようで、基本的には舌をだして唾液を気化させて体温調整をするのですね。
体をなめたりするのも、汗の代わりに気化させて体温を調整しているようです。
足が臭くなる理由
さて、足が臭くなる(靴が臭くなる)理由です。
それは、靴の中が密閉状態になってしまうことが原因といっていいでしょう。
洋服は、ぶかぶかでも着れますが、ぶかぶかの靴はくつずれの原因になって足によくありません。
靴は足にフィットしている必要があるのですね。
そこへ、やたらと汗をかく部位である足を入れるのですから蒸れるのも当然です。
靴を履く→密閉する→温度が上がる→汗をかく→蒸れる→角質がはがれる→細菌のエサ→ニオイがでる。
という連鎖になっているというわけです。
足のお手入れ、靴のお手入れ
足の裏が角質に覆われ、さらに汗をかきやすい部位である以上、においが出るのは仕方のないことです。
毎日足を洗い、余分な角質、垢を洗い落とすことで臭いを除去することができます。
特に気を付けたいのが、指の股と爪のまわりです。
足の股は、靴を脱いでいても閉じた状態になりがちなので、不潔になりやすいところです。
入浴時に指の一本一本を丁寧に洗いましょう。
足の爪の周りも垢がたまりやすいです。こまめに爪を切り、いわゆる爪の垢がたまらないようにすることも大事です。
ネイルブラシを使って汚れを落としてあげるとよいですね。
足を清潔に保つことは、水虫の予防や早期の水虫退治にも有効です。
さて、靴ですが一日はいた靴は、たっぷりと汗を吸った状態になっています。
たびたびこのコラムでも言っていますが、カビなどの細菌の発生を抑えるのに必要なことは、細菌が活発になるのに必要な湿気を取ることです。
十分に乾燥させるために、毎日同じ靴を履かないということはよく言われますが、実はニオイ取りと湿気取りに有効な技があります。
はい、実はそれがキャッチシューPROなのですね。
ケースに入って売られているキャッチシューPROは、靴には入りませんがキャッチシューPROの詰替え用は靴に入れるのにちょうどよいサイズになっています。
キャッチシューPROスリムの詰替え用は、2個入りになっているので毎日の靴のお手入れにも最適です。
職場で靴を履き替える方は、ぜひ検討してみてくださいね。
暮らしのニオイに引き算を。
また会いましょう、ありがとうございました。