• コラム

寝汗、加齢臭、寝室の臭い

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こんにちは。ニオイナシというオモテナシ。
伊藤でSHU。

今月もあと1週間で終わりです。
来週の明日はもう7月。 梅雨も続き、湿度も上がり寝苦しい夜も。 朝に寝汗をかいて起きる人もいるのではないでしょうか。

今週は、寝汗にまつわる臭いについてお話します。

寝苦しい日

枕

A さん

最近は夜もムシムシする日が多くて、寝苦しいことも多くって。

伊藤でSHU

そうですね。私も先日、夜中に何度も目が覚めて。少々睡眠不足が続いています……

寝汗 枕やシーツの臭いが気になる

A さん

旦那もそんなに汗っかきなほうじゃないんですが、結構寝汗がひどくって。
加齢臭なんでしょうか。枕とか結構臭ったり。
寝室がなんかこもったニオイを感じる日もあるんです。

枕元にキャッチシューPRO

伊藤でSHU

寝室はあまり家具なんかも多い方じゃないので、臭いの原因はほどんと人間の体臭からくることが多いですね。
体臭の原因は基本的には、汗と皮脂が原因です。
それ自体の臭いはほとんどないのですが、それを細菌が食べることで臭いの出るものに分解してしまうのが原因ですね。

伊藤でSHU

気になるほどでしたら、枕元にキャッチシューPROを置いていただくといいですよ。

A さん

クローゼットに、スーツなどをかけていたりするんですが、それも臭いことが多いんです。

  
伊藤でSHU

汗を書いたままのスーツをクローゼットにしまうと、クローゼットの湿度も上がってそれで臭うこともありますから、クローゼットにしまう前に簡単に換気のあるところにかけてからしまうようにするといいですよ。
または、クローゼットにもキャッチシューPROを置いていただけたらいいですね。

そもそも寝具の臭いは、汗や皮脂

A さん

そもそも、なんで臭うんでしょうか。やはり、加齢臭だからですか?

伊藤でSHU

加齢臭だから、というのもずいぶん乱暴な言い方ですね。
そもそも、体臭というのは、さっきも言ったように汗と皮脂の酸化や、菌による分解が原因です。

伊藤でSHU

体臭に限って言えば、皮膚の表面には黄色ブドウ球菌という菌がいて、実はこれがカビなどの空気中の有害な細菌から体を守ってくれているんです。
しかし、これが自分の汗や皮脂を分解してアルデヒドなどの悪臭を作ってしまうんですね。

A さん

皮脂、皮脂っていいますが、皮脂って何なんですか?

伊藤でSHU

はい。人間の皮ふには汗腺という、いわゆる汗の出る穴が開いています。そこには、エクリン腺、アポクリン腺、皮脂腺といった液や油を排出する穴が開いています。
エクリン腺やアポクリン腺からは、いわゆる汗が。皮脂腺からは皮脂という油が出ます。
これが枕カバーやシーツ、などに移ります。
これを細菌が食べることで、ニオイを発するようになります。

加齢臭

伊藤でSHU

最近になってノネナールという物質が、加齢臭の原因ではないかといわれるようになりました。
このノネナールも皮脂腺からでてくる9-ヘキサデセン酸が原因で、9-ヘキサデセン酸が分解されて出てくるのがノネナールです。

伊藤でSHU

9-ヘキサデセン酸自身は臭いがないそうですが、40代を過ぎたころから分泌が増えてくるようになります。
加齢ともに分泌される物質が原因だから加齢臭などと呼ばれるようになったんですね。

ストレスと過酸化脂質

A さん

私はまだかろうじて20代です。
ですが、ここだけの話、枕がとてもくさいことがあります。

伊藤でSHU

体臭の原因としては、ノネナールだけではなく過酸化脂質が酸化して臭うことも多いんです。
若いときからオヤジくさいといわれる人は、過酸化脂質の分泌が多いことが予想されます。

伊藤でSHU

過酸化脂質は、ストレスによっても発生するんですね。
ストレスが多いと、活性酸素が増えることで過酸化脂質が多く分泌されるという研究もあります。
飲酒やたばこなども良くないといわれています。

入浴のススメ

A さん

なるほど。
それで、過酸化脂質やらを減らす方法はほかにもあるんでしょうか。

伊藤でSHU

はい。過酸化脂質を減らすためには、抗酸化ビタミンを多く含む食事を心がけることがいいですね。
抗酸化ビタミンとは、ビタミンA ビタミンC ビタミンE,ビタミンB12など。これらを多く含む野菜や果物を普段からよく食べるようにするといいです。

抗酸化ビタミンを含む食品(ニンジン、ほうれん草、じゃがいも、レモン、いちご、キウイ、かぼちゃ、ナッツ類)

伊藤でSHU

また、ストレスもよくありません。
暑い日は、家に帰ってきてシャワーだけを浴びて寝てしまう人も多いのですが、できればちゃんと湯船につかってもらったほうがよいですよ。
汗腺に詰まった汗や皮脂を出しやすくしますし、ストレス解消にもなります。

汗や臭いが気になる場合には、枕にタオルをかけて毎日交換を

A さん

食生活も関係するんですね。
気を付けるようにします。
ほかには何かありますか?

伊藤でSHU

枕カバーやシーツを毎日洗濯できれば良いのですが、枕カバーを毎日交換するほど持っている方は少ないと思います。
枕に関して言えば、枕カバーの上からタオルをかけて安全ピンでとめるなどしてはどうでしょう毎日変えると良いですね。

A さん

タオルはいいですけれど、シーツを毎回洗うのはちょっと大変です……

伊藤でSHU

シーツの場合には、実は枕もそうですが、ニオイが出ないように布団から出たらなるべく湿気を逃がすように換気をしてあげるのがいいですね。
タオルケットなどを上掛けしているとしても、日中は小さくたたんでおいて、汗を書いた部分を乾燥させてあげるように注意してください。

伊藤でSHU

梅雨のコラムでも書きましたが、カビなどの細菌は湿気(水分)、栄養分、温度がある必要になります。
日中は、風通しを良くするなどして乾燥するようにしておいてあげると、この3つのうちの一つがなくなり、汗や皮脂が分解されにくくなります。

いかがでしたでしょうか。
ニオイをなくすには、清潔にすること。そして、菌の繁殖を防ぐために「湿気」「栄養分」「温度」のどれかをコントロールして、細菌が活動しにくくすることです。

暮らしのニオイに引き算を。 また会いましょう、ありがとうございました。

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